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東京で見かけやすいゴキブリの種類は?種類ごとの特性を知って、適切に駆除しましょう

この春から東京で一人暮らしをスタートさせ、ようやく荷ほどきも終わり一息ついていたら、目の前を大きなゴキブリが横切っていった・・・。なんてゾッとする体験をした方は、少なくないのではないでしょうか。

たくさんの人が生活を営んでおり、飲食店の数も多い東京。東京はほかの地域に比べても、ゴキブリの出現率が高い地域であると言えます。これから暮らしていく部屋の中でゴキブリに遭遇してしまったら、新生活への期待や高揚感もしぼんでしまいますよね。

ゴキブリは、非常に多くの種類のものがいます。そして種類により、好む環境、つまり出現しやすい環境が異なります。今回は、東京で特に出現しやすいゴキブリの種類と、それぞれの出現しやすい環境条件をご紹介します。出現しやすい種類と環境条件を知っていれば、駆除するための対策も立てやすくなりますよ。

東京でよく見かけるゴキブリの種類

クロゴキブリ
関東から西に多く生息する種類です。東京でよく見かける種類の中では最も大型種。見た目は名前の通り黒々としており、全体的にツヤがあります。羽が長い点も特徴です。

寒さに強く、幼虫や卵の状態で、屋外で越冬します。屋外・屋内問わず、湿度が高い環境を好みます。

ヤマトゴキブリ
本州中部から東北に多く生育する種類です。クロゴキブリに似た見た目をしていますが、こちらはクロゴキブリに比べるとやや細身で、全体的にツヤがあまりありません。大きさも、クロゴキブリより少々小さめです。

ヤマトゴキブリも寒さに強く、湿度の高い環境を好みます。クロゴキブリとヤマトゴキブリは幼虫の状態で冬を越し、春から夏にかけて成虫となり活発に活動を開始します。

チャバネゴキブリ
日本全国に広く生息する種類です。薄茶色で小さく、体に2本の縦筋があります。

寒さに弱く、越冬しません。ほかのゴキブリと同様湿度が高い環境を好みますが、乾燥した屋外でも活発に活動します。チャバネゴキブリは工場や飲食店などによく出現します。一般家庭で見かけることは比較的少ないです。ただし、飲食店と隣接しているアパートなどには、出現することがあります。

ゴキブリ対策はどのようにしたら良い?

ゴキブリの対策方法として、まず考えたいことは、「ゴキブリが出にくい環境をつくる」ということです。東京で見かけることが多いゴキブリは、どの種類も湿気のある環境を好みます。小まめに換気などをし、湿気がこもらないようにしましょう。

ゴキブリは開けた窓から侵入してくることがあるので、窓を開ける際は必ず網戸をしっかりと閉めましょう。目の粗い網戸の場合、ゴキブリの幼虫が侵入してくることがあるので、可能であれば目の細かい網戸に張り替えると良いですよ。

近所に飲食店などが多く、ゴキブリが出やすい環境であれば、思い切って業者に駆除を依頼するのも良いでしょう。

暖かい日が多くなってくる春は、クロゴキブリやヤマトゴキブリが成虫となり、活発に活動を開始する時期です。ゴキブリは、一度出ると室内に卵を産み付け、繁殖してしまいます。早めに業者に依頼することで、長期間ゴキブリの出にくい環境を保つことができますよ。気持ちの良い新生活のためにも、早めの対策をおすすめします。